日本を代表する写真家でライカの名手、木村伊兵衛の『Japan Through A Leica』(1938年)に続く、貴重な4冊目の写真集。日本文化を紹介・宣伝するための対外文化宣伝を意識した作品集で、横山大観、川合玉堂、上村松園、鏑木清方の4名の日本画家の制作風景や人となりが写されている。のちに木村伊兵衛が代表を務める「国際報道写真協会」より、戦前の昭和15年に発行。また本書は、1939年から刊行された写真集形式の英文叢書「JPS Picture Books」シリーズの3冊目にあたり、クレジットはないもののデザインを原弘が担当している。西洋のモダニズムと日本的情趣を織り交ぜた、原弘が手がけたエディトリアル・デザインの貴重な初期の仕事となる。テキスト英文。
カバーに褪せ・上下部にキレ少・スレ・背上下部一部欠、見返しに印・傷み少、中ページ経年並。
国際報道写真協会/JAPAN PHOTO SERVICE, 1940
23.3×21.5cm, 95p
ハードカバー | condition: B
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