Keiji Uematsu: 1969-1991
植松奎二

彫刻家・現代美術家である、植松奎二の初のレゾネ。彼の表現手法は映像（写真・フィルム・ヴィデオ）・パフォーマンス（およびその映像記録）・版画・彫刻・インスタレーションと多彩であり、そのスタイルはあたかも抽象（abstract）に見えるが、作品に表現されているのは、重力などの、人間の目には見えない力（invisible force）が具体化されたものである。本書はデュッセルドルフなど国内外で活躍する作家の1969年から1991年までの全活動歴、作品、文献を網羅した内容で、植松の全貌を知る上での貴重な資料となっている。初期の写真を用いた作品群や、ニューヨークでのインスタレーション『軸−緯度−経度』の様子が収録されている。函付、本体良好。

「みえる・・・構造（structure）、存在（existence）、関係（relations）をあらわにみえる・・・ようにすること。みえな・・・い構造、存在、関係をあらわにみえる・・・ようにすること。みえる・・・構造、存在、関係をみえな・・・くすること。」
植松奎二

Nomart Editions, 1991
28.5×21.5cm, 253p
ソフトカバー | condition: A
ISBN 4931270042

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